雨のせいか、気温が低くなった火曜日でした。
そんな本日の火曜クラス。
今日はエビの使い方について細かくレクチャーしました。
正直言って、とても地味な練習です。
ですが、この動きは寝技を学ぶ上ではとても重要な動きです。
格闘技では、常に自分が攻勢なわけではありません。下から足を使ってコントロールし続けることに越したことはありませんが、相手のパスガードのアタックが強くて、結果的にパスを許してしまったり、マウントを取られることもあるでしょう。
そんな時にしっかりとエスケープするためには、エビのムーブは必須なのです。
一人で基礎ムーブを行なう時には、今日行なった打ち込みをイメージしながら練習してください。
私はこれを「シャドーボクシングの寝技版」と表現します。
ボクサーがシャドーボクシングを行なう時は、目の前に相手がいることを想定しているそうです。
寝技でも同じことが言えますね。
ただ漠然と基礎ムーブを行なうのは、体育の授業でマット運動をしているのと同じです。
せっかく練習するのなら、相手をイメージしながら行なう方が効果は倍増です。
時間はかかるかもしれませんが、そういった練習の積み重ねによって、相手と組んだ時にも自然とその動きが出せるようになりますよ。